やるべきことが大量にある状況の解決
タイトルの通りですが、最終的には二つの選択肢しか無いと思います。
即ち、上から一つずつ潰すこと。あるいは、諦めてほったらかしにすることです。
前者を考えてみましょう。
まず間違いなく正解で、この案は正しいことフォルダ以外に分類することが出来ないでしょう。日めくりカレンダーは一枚ずつめくっていくものです。「やるべきこと」もまた一つずつ潰していけば、最後に来るのは必ず大晦日です。
この案には致命的な欠点があります。正しいことです。口論の際に人間が一番怒りを覚える反論が何か知っていますか。正論です。正しいことをはいそうですか、とすぐにそのまま受け入れることはとても難しいことです。僕も嫌いです。人に正論を浴びせるのは好きですが。人間は感情の生き物だからです。人間の感情を消し去る技術は未だ発明されていないことになっています。
後者を考えてみましょう。
まず間違いなく間違いです。この案は正しくないことフォルダに入れられるべきでしょう。日めくりカレンダーは放置するものではありません。めくって下さい。よろしくお願いします。
この案にも致命的な欠点があり、言葉にする必要も無いものとは思いますが、あえて書き記すとすれば、当然ながら「やるべきこと」は減りません。減らないどころか増えていくことでしょう。こうして人類は日めくりカレンダーの海に溺れて死ぬのです。
折衷案があります。
何事も1か0かで判断することは良くないことです。我々はコンピューターではないので、全てをはい/いいえで考える必要がありません。間を取りましょう。
この場合の折衷案は、日めくりカレンダーを好きな日付からめくっていくことに似ています。駄菓子屋によく吊るしてあった、束ねられた当てくじのようなものです。調べてみたら、今はキャラクターシールであることが多いみたいです。
人間は正しくないことを選びがちです。正しくないながらも、人間は正しさを好む生き物だと思います。そういう時にこの案は最も適切、最適です。とりあえず気乗りするものからやっていくし、気乗りしないものはそのまま放置して新たな「やるべきこと」と天秤にかけ、気乗りした方を潰していけば良いのです。これを繰り返していけば、カレンダーの海に追いつかれて溺れ死ぬこともありません。何となく逃げることが出来ます。
三つありましたが、最終的には二つです。やるか、やらないか。人間もコンピューターも、根っこの仕組みは同じです。